説難

想うは易し、為すは難し

「知の難きに非ず、知に処するは則ち難し」韓非子五十五篇 説難編第一二 その昔、ある富豪の家の外壁が、嵐のために一部崩れた。家主はそれほど気にしていなかったが、家主の息子は、小さな綻びでも、盗人は利用するものと忠告した。また、同じように、隣人…

遠水近火

「火を失して水を海より取らば、海水多しと雖も、火は必ず滅(き)えざらむ。」(火事になったのに海の水を引こうとするのでは、海に水がいっぱいあるからといって、その火事は消せない。)【遠水は近火を救はざればなり】。韓非子 説林上篇 1 アメリカの水…

ラプラスの天使

1 ラプラスの悪魔 表題を見て、ラプラスといえば悪魔ではないかと思った人も多いかもしれないが、俗にいう“ラプラスの悪魔”とは、18世紀のフランスの数学者であり天文学者でもあるシモン・ラプラスが、当時流行していた“ある時点の因果によって未来は決定づ…

ノーベル平和賞

発達障害が社会不適合レベルに達するまで悪化しているとのことで、発達し過ぎた方の能力を抑える薬を飲むようになってから、理解力・発想力とともに、文章力が格段に落ちた。 2年間休筆していたが、コロナ不況の蓄財を景気浮上に転嫁できない我が国の余りの…

てんびんは貴きにおもねず

「法は貴きに阿(おもね)らず、繩は曲がれるに撓(たわ)まず」 (韓非子五十五篇・有度篇) 四字熟語「法不阿貴(ほうふあき)」の基となった一節である。 法は貴きおもねずはわかりやすいが、縄のところを理解するのに苦労したことを覚えている。縄というの…

Hafa Adai〜グァムへ行って来ました

Chapter3のテーマは日本を出てのグローバル展開だから、日本に閉じこもっていても良い原稿は書けない。てなことは全く考えていなくて、全くのリゾート!リゾリゾ・リゾートである。 ずっと、香港に行った時、せっかくこれからバンバン海外に行くぜ!と5000…

吏は民の本綱なる者なり

1 前稿の再考 前回の投稿は、どうも、かなり不評だったようだ。 内容が悪いと、♡が貰えない。結構皆さん、中身を読んでいるんだなあ。 紛争が絶えない最貧国において、人を野生から切り離すため、基本教育を施すことが肝要と考えたが、「勉強すれば、配給を…

考える葦

1 天下万民の法 世界にはさまざまな国が存在する。地理的な要因、歴史的な要因、宗教的な価値観、様々な背景を持って、現在に至っている。いずれの国家もその現状に至った経緯は、概ね複雑なものであり、それによって形作られた、国体というものは、容易に…

虎に翼

1 虎に翼を与える母かれ 今年のNHKの朝ドラのタイトルは、「虎に翼」というらしい。 日本女性初の弁護士にして、日本の民事裁判所の設立に貢献した、三淵嘉子という方をモデルに描かれたドラマらしい。 ネットで内容を検索したところでは、多くの方が好評価…

君が代は

君が代(古今和歌集巻第七(京都大学貴重資料デジタル・アーカイブスから引用)) 「我が君(君が代)は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」 (愛しき君の世が、千年も幾千年もの間、小さな砂がさざれ石のように、やがて大きな盤石となって、…